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意見書・決議


平成29年第335回定例会 意見書・決議


意見書 第60号


              麻しん(はしか)・風しん混合ワクチン(MRワクチン)
              の安定供給を求める意見書
               

 現在、MRワクチンは製造元の出荷停止や昨年の麻しんの突発的な流行等による接種希望者の急増によって、十分に行き渡らず、不足する事態が発生している。そのため、本来の定期接種期間内に接種できない可能性が指摘されている。
 定期接種の期間内に接種できなかった場合、供給不足が理由であっても定期接種とはならず任意接種となり、高額な費用を接種希望者が負担しなければならない事態が起こるとともに、接種率低下につながることも予想される。接種率の落ち込みは、将来的に麻しん流行の要因となりかねない。昨年、関西国際空港で発生した突発的な麻しんの流行は、大半は接種歴が無、または不明の人が感染している。また、今年に入り三重県でも10代から40代までの成人による職場内での集団感染が発生しており、定期接種で免疫を獲得することは流行の拡大防止に必要不可欠である。さらに乳幼児が麻しんに感染すると、まれに、数年の無症状の期間を経て脱力発作や、不随意運動など神経症状が出現し、数年から数十年で死に至る重篤なSSPE(亜急性硬化性全脳炎)を発症することもあり、定期接種で集団免疫を獲得し、子供たちを感染から守ることも重要である。
 よって、国におかれては、安心して必要なワクチン接種を受けられるよう、安定的に供給できる体制を整備するとともに、ワクチンの供給不足のため定期接種期間内に接種できなかった者に対し、接種対象年齢の延長など、特例措置を設けられることを要望する。 
                            
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

 平成29年3月24日

 衆議院議長
 参議院議長
 内閣総理大臣            
 内閣官房長官            様
 総務大臣
 財務大臣
 厚生労働大臣

                                    兵庫県議会議長  藤 田 孝 夫